【新聞ウォッチ】トヨタ、洪水のタイでも復興支援強化

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年1月18日付

●日航「生え抜き」新体制、稲盛イズム継承、秋の再上場へ試練(読売・2面)

●原発運転最長60年、「原則40年」に例外規定、規制法見直し案(朝日・1面)

●東電値上げへ、企業向け17%、32年ぶり(朝日・1面)

●国内中古車販売震災響き最低に(毎日・8面)

●日野自動車、トラック部門3連覇、ダカールラリー2012(毎日・21面)

●トヨタ、タイに新工場、年産7万台、来年にも稼働(産経・10面)

●東大、秋入学に全面移行、入試は春、卒業まで4.5〜5年、国、企業に協力要請(日経・1面)

●賃上げ要求見送り、トヨタ労組方針、3年連続(日経・1面)

●新型ハイブリッド「アクア」トヨタ、月産3万台、来月から、岩手工場で(日経・9面)

●欧州の新車販売、現代、トヨタ抜く(日経・9面)

●中国自動車大手の長安汽車、合弁事業の再編開始、スズキ系2社統合、地元は反発(日経・10面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が、大洪水に見舞われたタイに新しい工場を建設することを発表した。投資額は169億円で、タイ東部のバンコク郊外にある既設工場の「ゲートウェイ工場」の敷地内に新工場を建設し、2013年半ばの稼働を目指す。

また、一昨年5月から休止しているタイの現地子会社の休眠工場も年内末に再稼働する予定で、トヨタのタイでの生産能力は13年半ば時点で、現在よりも11万台多い76万台まで拡大する計画だ。

トヨタのタイ現地法人が設立されたのは1962年10月。ちょうど、今年で50周年になるが、「販売はそのもっと前から始めていた」(豊田章一郎名誉会長)というほどで、親日派としても知られるプミポン国王をはじめ、王室関係との親交も深い。

トヨタにとってタイは、東南アジアの中でもインドネシアとともに重要な生産拠点だが、昨年は、東日本大震災に次いで大洪水の影響で部品の供給が滞り、3つの現地工場で大幅な減産に追い込まれた。

タイに進出した外資系企業の中には、リスクを避けるためにタイから生産拠点を移す動きも出始めているが、今回、トヨタが生産増強を素早く決定したことで、“空洞化”に歯止めがかかることが期待される。復旧・復興に取り組むタイ政府にとっても力強い“復興支援”といえそうだ。

トヨタがタイに新工場建設を発表した17日は大安吉日。日本では東北の関東自動車の岩手工場で、新型ハイブリッド『アクア』のラインオフの式典が行われていた。きょうの産経と日経が取り上げているが、「月産3万台」と大幅増産する計画で、豊田章男社長は「アクアの販売を東日本大震災からの復興の明かりにしたい」と述べたという。式典には、父親の豊田章一郎氏も参列していたが、親子二代で、東北、そしてタイの復興に力を尽くしたいとする意気込みが伝わってくる。

《福田俊之》

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