フォルクスワーゲンの子会社でチェコに本拠を置くシュコダは11日、同社初のEVプロトタイプ、『オクタビア・グリーンEライン』の実証実験を開始した。
同車は2010年秋、パリモーターショーで初公開。『オクタビア』のワゴン、『オクタビア・コンビ』をベースに、EVパワートレインを搭載する。モーターは最大出力115ps、最大トルク27.5kgmを発生。二次電池は、蓄電容量26.5kWhのリチウムイオンバッテリーだ。
動力性能は、0-100km/h加速12秒、最高速135km/h。1回の充電で、最大150kmを走行できる。充電時間は230Vソケットで約8時間、400Vソケットで約2時間。
シュコダは11日、同車10台を使用した実証実験を、チェコ中央のムラダー・ボレスラフ周辺でスタート。シュコダのウィンフリード・ヴァーランド会長は、「オクタビア・グリーンEラインはシュコダの電動化技術力を示すもの。我々はフォルクスワーゲングループと連携し、開発を進める」とコメントしている。