大阪南港にピンク色のバス停---バス業界に動き

自動車 ビジネス 企業動向
大阪梅田・京都駅〜大阪南港路線バス開業日(2011年12月22日)のようす
大阪梅田・京都駅〜大阪南港路線バス開業日(2011年12月22日)のようす 全 5 枚 拡大写真

九州・四国・沖縄方面に中・長距離カーフェリーが就航する大阪南港。この港に昨年末、「大阪梅田」と「京都駅」と行き先が記されたピンクのバス停が設置された。

これ、高速ツアーバスの運行などで知られるウィラー・エクスプレスが管理するバス停で、5航路の出航・到着する時刻に合わせて走る高速バスの発着場として新設されたもの。ツアーバスなどを運行する同社が“初めて設置したバス停”といえる。

このピンクのバスによる「大阪梅田・京都駅〜大阪南港路線」は、同社初の“乗合許可を受けた路線バス”で、これまでの募集型企画旅行としてのバス運行ではなく、駅前などで見られる一般的な路線バスと同じ種類に入るという。

2011年12月22日の開業式で名門大洋フェリー関係者は、「我々のフェリー利用者は年間40万人。クルマ利用が半分で、もう半分の旅客のうち約10万人が公共交通機関を利用している。フェリーターミナルというと、どこも市街地から離れていて、利便性に欠けるところがあるが、こうした新たな高速バスの開業によって大阪・京都からダイレクトにフェリーと接続するようになるから、これから旅客数が増えるといい」と期待感を示した。

こうしたツアーバスの路線バス移行の流れは、「高速乗合バス規制の見直しと高速ツアーバスから『新高速バス』への移行促進」などを軸とした省令改正の動きが背景にあるという。

今後、「これまで見たことのないバス停が!」なんていう発見に出会う機会も増えるかもしれない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  3. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る