2011年12月19日、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。それに伴い、売りに出されていたスウェーデン・トロールハッタンのサーブミュージアムの展示車両の行方が決まったようだ。
これは24日、『ラジオ・スウェーデン』の電子版が報じたもの。同メディアの取材に対して、サーブの地元、トロールハッタン市議会のPaul Akerlund議長は、「トロールハッタン市が中心となって資金を拠出し、サーブミュージアムの施設と展示車両を引き取ることになった」と話したという。
サーブミュージアムの展示車両約120台の中には、1946年に誕生したサーブの第1号車、『92001 Ursaab』など貴重なモデルが含まれていた。そのため、その行方が注目されていた。
Paul Akerlund議長は、「サーブはトロールハッタンの魂の一部。サーブミュージアムは観光客にとっても魅力的な施設だ」と、同メディアに語っている。