ホンダ池専務、米国在庫「今期末までに適正レベルに戻す」

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ホンダ2011年度第3四半期決算 池史彦取締役専務執行役員
ホンダ2011年度第3四半期決算 池史彦取締役専務執行役員 全 2 枚 拡大写真

ホンダは31日、2011年度第3四半期決算を発表した。その席上、池史彦取締役専務執行役員は米国の在庫について「今期末までに適正レベルに戻す」と述べた。

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同社の在庫は12月末時点で37日相当分。適正レベルが53~60日と言われているので、大幅に足りない。これは言うまでもなく東日本大震災やタイでの洪水による影響で、「モデルによっては全く足りない」(池専務)状態となっている。 2011年12月に新モデルを投入した『CR-V』は作ればすぐ売れているそうだ。

文字通り、売りたくても商品がないわけだ。その結果、今期の北米販売は132万台と前期に比べ13万8000台も落ち込む見通し。「来期以降は生産が追いつき、在庫が潤沢となって十分売れる。ある意味、自信を持っている」と池専務は強調する。

ホンダは今期、“厄年”と言われるくらいに災難が続いているが、来期は「成長路線に復帰する年」と位置づけ、米国を始め全世界で攻勢をかける方針だ。

《山田清志》

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