日産、第3四半期は増益に転換

自動車 ビジネス 企業動向
東風日産クエスト(広州モーターショー11)
東風日産クエスト(広州モーターショー11) 全 2 枚 拡大写真

日産自動車が8日発表した2012年3月期の第3四半期累計業績は、海外での好調な販売を背景に、連結営業利益は前年同期比4.7%減の4278億円と小幅な減益になった。

純利益は7.7%減の2661億円だった。グローバル販売は、国内が2%減少したものの、北米や欧州、中国など海外各地域で2桁の伸びを確保し、合計では14%増の342万9000台となった。売上高は4.3%増の6兆6984億円。

タイの洪水の影響は、同国内の減産3万3000台だけにとどめた。第3四半期のみでは営業利益が前年同期比で3.6%、純利益が3.2%と小幅ながら、今期では初めて増益に転じた。

通期の業績予想は、欧州の債務危機や円高などのリスク要因があることから、営業利益で5100億円(前期比5.1%減)などとする前回予想を据え置いた。田川丈二執行役員は「厳しいマクロ経済情勢が続くが、引き続き勢いを維持し、通期の売上と利益を確保する自信がある」とコメントした。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』の腰高感・ロール感を抑えてコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 外国人の運転免許証切り替えを厳格化、訪日観光客は申請不可に[新聞ウォッチ]
  5. 話題の特定小型原付『ウォンキー』にマットホワイト追加! 大容量バッテリーも選択可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る