【シカゴモーターショー12】アキュラの小型HVセダン、ILX…若い世代がターゲット

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アキュラの新型コンパクトセダン、ILX(シカゴモーターショー12)
アキュラの新型コンパクトセダン、ILX(シカゴモーターショー12) 全 8 枚 拡大写真

ホンダの北米高級車ブランド、アキュラは8日、米国で開幕したシカゴモーターショー12において、新型コンパクトセダンの『ILX』を発表した。

同車は、1月のデトロイトモーターショー12に出品された『ILXコンセプト』の市販版。新型ホンダ『シビック』をベースに開発され、アキュラブランドの新たな入門車の役割を担う。初めて高級車を購入する20‐30歳代のいわゆる「ジェネレーションY」世代が、メインターゲットだ。

シビックをベースにしながら、専用デザインのボディが与えられたILX。滑らかでスポーティ、かつ高級感のあるデザインが追求された。また、全長4549×全幅1793×全高1412mm、ホイールベース2670mmの小型ボディでありながら、大人5名が乗車できる快適な室内空間を実現。プレミアムパッケージ仕様はシートヒーター、出力360Wオーディオ、リアビューカメラなど充実した装備を誇る。

アキュラブランドの市販車としては、初のハイブリッドが設定されるのも、ILXの大きな特徴。1.5リットル直列4気筒ガソリンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムは、北米向け『シビックハイブリッド』用がベース。エンジンとモーターを合わせて、最大出力111ps、最大トルク17.6kgmを引き出し、米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地14.9km/リットル、高速16.2km/リットルを達成する。二次電池は、リチウムイオンバッテリー。

さらに、2.0リットルと2.4リットルの直列4気筒ガソリンエンジンも用意。2.0リットルは最大出力150ps、最大トルク19.4kgm、2.4リットルは最大出力201ps、最大トルク23.5kgmを発生する。

ILXは、米国ホンダのインディアナ工場で生産され今春、北米市場へ投入。アキュラデザインスタジオのジョン池田氏は、「ILXは初めて高級車を購入する多くの若い顧客に最適なモデル」とコメントしている。

《森脇稔》

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