電子情報技術産業協会が発表した1月の民生用電子機器の国内出荷金額は前年同月比33.9%減の1251億円と、6か月連続でマイナスとなった。前年の地デジ化による薄型テレビの特需が終了した反動が続いている。
分野別では、カーAVC機器は同23.1%増の513億円と、2か月連続プラスとなった。映像機器は同52.0%減の641億円と、6か月連続マイナスとなった。音声機器同31.6%減の97億円と、13か月連続でマイナスとなった。
カーAVC関連の製品別の出荷台数では、カーナビゲーションシステムが同35.8%増の40万6000台と、4か月連続でプラスとなった。新車販売が好調に推移しているため。
ソース別構成比は、CD/DVD-ROMタイプが3.1%、HDDタイプが38.0%、フラッシュメモリその他が58.9%だった。フラッシュメモリその他の内数であるPNDは同24.3%減の3万9000台だった。
カーカラーテレビは同105.5%増の11万8000台と、6か月連続プラスとなった。アナログ停波で、カーTVの地デジ化が進んでいる。カーDVDは同43.0%減の1万3000台と、12か月連続のマイナスとなった。
カーCDプレーヤは同0.2%減の31万7000台で、3か月連続のマイナスとなった。
ETC車載ユニットは同11.6%増の25万6000台と8か月ぶりにプラスとなった。