【ジュネーブモーターショー12】メルセデスベンツ SLS AMG E-CELL、0-100km/hは4秒

自動車 ニューモデル モーターショー
メルセデスベンツ SLS AMG のEV版のシャシー(ジュネーブモーターショー12)
メルセデスベンツ SLS AMG のEV版のシャシー(ジュネーブモーターショー12) 全 5 枚 拡大写真

メルセデスベンツが、2013年の市販を目指して開発中の『SLS AMG』ベースのEVスーパーカー。スイスで開幕したジュネーブモーターショー12では、同車の市販モデルの最終スペックが公表された。

ダイムラーは2010年7月、メルセデスベンツSLS AMGのEVプロトタイプ、『SLS AMG E-CELL』を初公開。同車は、SLS AMGの6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジン(最大出力571ps、最大トルク66.3kgm)に代えて、4輪の近くに独立した4個の小型モーターを搭載。トータルで最大出力533ps、最大トルク89.7kgmを引き出す。

2次電池はリチウムイオンバッテリーで、エンジンベイ後部、センタートンネル、シート後方の3か所に配置。蓄電容量はトータル48kWhだ。発進時から89.7kgmの最大トルクを引き出すモーターの特性を生かし、0-100km/h加速は4秒以内と、ガソリン仕様と同等のパフォーマンスが追求される。

今回、ダイムラーは、SLS AMG E-CELLの市販スペックを公表。4個のモーターが生み出す最大出力は、プロトタイプと同じ533ps、最大トルクもプロトタイプ同様の89.7kgmであることが告げられた。

また、3個のリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量がプロトタイプと同じで、合計48kWh。0-100km/h加速は4秒ちょうどと、ガソリンエンジン搭載のSLS AMGの3.8秒に対して、わずか0.2秒差と公表された。ジュネーブモーターショー12の会場では、EVパワートレインを組み込んだシャシーが披露されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る