日本で洋上風力発電を展開 丸紅が英据付大手を買収

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Seajacks社保有船
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丸紅は産業革新機構と共同で、将来の日本での洋上風力発電事業の展開をにらみ、英国の洋上風力発電設備据付大手のシージャックス・インターナショナルを買収すると発表した。

米国投資ファンドのリバーストン・ホールディングスからシージャックの発行済み株式100%を買収し、丸紅、産業革新機構がそれぞれ50%を取得する。再生可能エネルギーへの注目が高まる中で、日本で今後市場拡大が見込まれる洋上風力発電事業をターゲットにした特殊船による据付事業に日本企業として初めて本格参入する。

シージャックスは英国を中心とした北海地域で、洋上据付サービス専用の特殊船を保有し、洋上風力タービン発電機の据付、オイル&ガス洋上プラットフォーム設備へのサービスを展開している。

再生可能エネルギーによる発電が盛んな欧州では、洋上風力発電が急速に成長しており、北海で今後10年間で新規原子力発電所約40基分の発電量に相当する約4万MWの洋上風力発電所の新設が計画されている。洋上風力発電の据付用特殊船による据付サービスへの需要は高く、さらに今後はメンテナンスサービスなどの事業拡大も見込まれる。

同社はこれまで海外で累計約9万6000MWの発電所建設EPCの実績を持ち、ネット保有発電容量で約8700MWの発電資産を保有する。今回のシージャックの買収で、これまで培ってきた経験・ノウハウを活かし、洋上風力発電の据付事業へ本格参入する。

再生可能エネルギーの中でも洋上風力発電は技術革新により大容量で効率の良い発電技術として拡大が見込まれている。

しかし、日本ではほとんど実用化されておらず、同社では将来洋上風力発電の導入が見込まれる北米や日本、その他のアジア地域で事業展開も目指す。

《レスポンス編集部》

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