GMと中国合弁パートナーの上海汽車は27日、風洞実験施設を稼働させたと発表した。雨や雪が再現できる風洞実験施設は、中国初だ。
この風洞実験施設は、上海市に建設していたもの。GMと上海汽車が共同設立したPATAC(パン・アジア・テクニカル・オートモーティブ・センター)内に、新たな研究開発の施設として誕生した。
風洞実験施設の建設には、約1億8000万元(約24億円)を投資。建物は3400平方mの面積があり、テスト時の気温はマイナス40度からプラス60度までの設定が可能。GMによると、雨や雪が再現できる風洞実験施設は、中国では初めてだという。
また、最大風速は250km/h。GMと上海汽車の中国合弁、上海GMの新車開発において、エアロダイナミクス性能の確認などに用いられる。