全体相場は続落。米国、中国の景気減速懸念から、前日の欧米市場が下落。円相場が対ドル、対ユーロで上昇したことも嫌気され、輸出関連株を中心に軒並み下落した。
もっとも、下値では値ごろ感からの買いも入り、引けにかけて下げ渋る展開。平均株価は前日比67円78銭安の1万0114円79銭と下落して引けた。
海外景気の先行き懸念、円高が重しとなり、自動車株は大手3社をはじめ総じて軟調。トヨタ自動車が60円安の3575円と3日ぶりに反落。ホンダが70円安の3175円、日産自動車が16円安の877円と続落した。
軟調な銘柄が目立つ中、マツダ、ダイハツ工業、三菱自動車がそろって1円高で引けた。
なお、重電・重機大手のIHIが3円高の211円と逆行高。大手経済紙が「自動車用ターボチャージャー事業を拡大する」と報じたことが材料視された。