日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは29日、欧州において、『M』(日本名:日産『フーガ』)のハイブリッド、「M35h」(日本名:日産『フーガハイブリッド』)の2012年モデルを発表した。
2012年モデルのハイライトが、さらなる燃費の向上とCO2排出量の削減。この目標を達成するため、ハイブリッドシステムを改良した。改良の主な内容は、モーターの制御の見直しと、バッテリー(二次電池)の充電の効率化。これにより、冬期の始動時でも、モーター単独で走行できるEVモードの領域を拡大することに成功する。
インフィニティによると、2012年モデルの欧州複合モード燃費は14.48km/リットルと、従来よりも約1.2%向上。CO2排出量は162g/kmから159g/kmに改善させた。
これにより、欧州主要国では、税制上の優遇措置が拡大。インフィニティは、「ハイブリッドサルーンでCO2排出量が160g/kmを切るのは初」と説明している。