トヨタ 86…デザイン部古川氏「今の時代3人乗れるだけで商品力が違う」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ86
トヨタ86 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車の新型FRスポーツカー『86』の外形デザイン統括を務めるトヨタデザイン部の古川高保グループ長は「スポーツカーというと、どうしても2シーターにしちゃうというのがあるが、そうではない。今の時代3人乗れるというだけで、いきなり商品力が違う」と断言する。

古川氏はかつてトヨタが販売していた2シータースポーツカー『MR2』、『MR-S』を例にあげ、「確かに格好は良い、小さくできる。だけどいざ荷物を積もうとすると、どうしよう、となる」と指摘。

その上で「スポーツカーとはいえ、ターゲットユーザーが2人(乗り)だけじゃないと思っている。4シーターにしているのは、エマージェンシーでも人がひとりふたり乗れる、犬も乗せられる、長尺物も(リアシートを)倒せば積める、やっぱりそこがパッケージングで大事なところだと思う。それは最初から決めていた」と振り返る。

また古川氏は「クーペにするかハッチバックにするかで当初、色々話し合いをした」とも明かす。「本当は使い勝手でいうとハッチバックにした方が良い、空力にも非常に自由がある。だけどそうすると重くなる、長くなる、ボディ剛性が弱くなるので、やっぱりあきらめた。一番良い、理想的なぎりぎりの所でトランク開口をつくろうというこうことで、シルエットをみんなで決めた」と、その経緯を語った。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る