[電力供給]コカコーラが世界をプラスにまわす

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コカ・コーラ社製の自販機
コカ・コーラ社製の自販機 全 2 枚 拡大写真

 日本コカ・コーラは30日、今夏の電力状況を鑑みた自主的な節電計画を発表した。日本に滞在していた、ザ コカ・コーラ カンパニー会長兼CEOのムーター・ケント氏により発表された。ケント会長兼CEOは、1年前の3月11日に発生した東日本大震災の直後にも日本を訪問している。

 ケント会長兼CEOは、日本コカ・コーラの経営陣や従業員、さらに日本の12のボトラー社とも会合を持ち、同社の復興支援活動について進展状況を確認するため来日していた。今回発表された節電計画は、持続可能なコミュニティを作る取り組み「Live Positively(リブ・ポジティブリー)-世界をプラスにまわそう-」における最新の取り組みとのこと。

 まず3月31日に行われる国際的な環境キャンペーン「Earth Hour(アースアワー)」を通して、日本の消費者に資源の重要性を訴求するため、日本各地30か所以上の屋外広告を消灯する。また、会員サイト「コカ・コーラ パーク」の登録会員1,100万人に対し、31日午後8時30分~9時30分に「アースアワー2012」への参加を呼びかける。

 また日本コカ・コーラでは、8月13日~17日を「節電週間」とし、全国各地の同社オフィスを休業。地域の電力供給状況に応じ、自動販売機の輪番停止などの全国的な節電対策を自主的に実施する。ちなみに、2012年以降の新しい自動販売機のすべてにLED照明が標準装備されているほか、現在、日本の自動販売機メーカーとともにピーク時の使用電力を大幅に削減する新技術の開発を進めているとのこと。新しい自動販売機の試作モデルは、この夏に試験運用される予定。

 そのほか「コカ・コーラ 復興支援基金」として、公立小中学校の復興復旧のため、防災対応機能を備えた太陽光発電システムの設置費用として15億円を拠出。この助成金は、2011年9月1日から2014年3月31日まで3期に分けて計50校に給付される。ケント会長兼CEOは日本訪問中に、この助成金で太陽光発電の設置を予定している学校の1つである福島県相馬郡新地町尚英中学校にも訪れている。

コカ・コーラ、今夏も自販機の輪番停止など実施……復興に向けた計画発表、支援基金15億円拠出も

《冨岡晶@RBB TODAY》

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