【新聞ウォッチ】北京モーターショー12開幕、乗り遅れの日本勢「エコ」で追走

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トヨタ(北京モーターショー12)
トヨタ(北京モーターショー12) 全 6 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年4月24日付

●電力3社供給力不足、需給見通し、今夏、関電は16%(読売・1面)

●中国決戦エコカー続々、日本勢、排ガス規制照準 北京モーターショー(読売・9面)

●転機、日産自動車志賀俊之COO、提携交渉修羅場9カ月、倒産危機プレッシャー乗り切る(毎日・8面)

●集団登校事故、運転18歳「居眠り」小2と26歳女性死亡(東京・29面)

●コマツ増益3100億円、今期営業、過去2番目水準(日経・1面)

●自動車保険、新興国で成長NKSJ社長、欧米では大型買収狙う(日経・4面)

●GM、新興国に100車種、アカーソンCEO「中国で世界戦略車開発」(日経・6面)

●スズキ、インドに二輪新工場(日経・11面)

●世界戦略車、中国で生産、三菱自、14年から(日経・11面)

●ホンダ、広州でエンジン工場建設(日経・11面)

●日本自動車部品工業会、新会長にニッパツ社長(日経・13面)

ひとくちコメント

世界一の自動車市場である中国で北京モーターショーが開幕。世界14か国・地域から約2000社が参加、1125台の展示車両のうち、120台は世界初公開となるなど、ショーの規模としても世界最大級のようである。

報道陣に公開された23日の夕刊に引き続き、きょうの朝刊でも各紙がショーの概況を詳しく報じている。トヨタ自動車の豊田章男社長をはじめ、日系メーカーもトップが顔をみせて、中国での事業強化を打ち出したという。

各紙の見出しを比べると、まず読売は「中国決戦エコカー続々」、朝日も「競うエコ、争う覇権」、産経は「エコカー前面に」、日経は「中国戦略、エコカーの陣」、東京も「中国でも鍵は省エネ」などと、日本勢が得意とするエコカーをアピールしている。

ただ、日産を除いて、日本勢の出遅れ感も否めない。ホンダの伊東孝紳社長が「中国市場の伸びのスピードが予想以上に早く、乗り遅れた」(読売)と語ったことから、毎日は「日本勢出遅れ巻き返し」とのタイトルを付けて、「中国政府が環境対策に本腰を入れ始めたことは、ハイブリッド車や電気自動車の技術で先行する日本勢には追い風」と指摘している。

北京モーターショーは、25日から5月2日まで一般公開されるが、この間、メディア各社がどんな続報を伝えてくれるのか、紙上での“競演”も興味深い。

《福田俊之》

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