三菱航空機は25日、次世代旅客期『MRJ』の試験機の初飛行を、計画より1年以上遅れの、2013年度第3四半期(10〜12月期)に延期すると発表した。
初飛行を延期するのは、親会社の三菱重工業で部品検査の規定違反があり、製造工程の見直しと確認作業に多大な時間を要していることに加え、開発段階での各種技術検討が予定より遅れているため。
量産初号機の納入は2015年半ばから後半を予定する。
また米国のプラット・アンド・ホイットニーで設計・開発しているエンジンは、4月末から試験用航空機にテストエンジン(PW1217G)を搭載して飛行試験を開始する予定で、開発は順調としている。