マツダ通期決算…1077億円の赤字、4期連続

自動車 ビジネス 企業動向
マツダ・デミオSKYACTIV
マツダ・デミオSKYACTIV 全 1 枚 拡大写真

マツダが発表した2012年3月期の連結決算は、最終損失が1077億円で4期連続の赤字。前期600億円から赤字幅は拡大した。

売上高の減少に加え、減損損失や東日本大震災による災害損失、事業構造改善費用などの特別損失の計上、さらに繰延税金資産の取り崩しを行ったことが影響した。

新車売上げ台数は、国内は東日本大震災の影響があったものの、『デミオ』の販売が堅調に推移したことに加え、新型『CX-5』の導入などにより、同9.7%増の22万6000台と増加した。

海外では北米が『Mazda2』や『Mazda3(アクセラ)』の好調な販売に加え、新たに導入した『CX-5』の純増などにより、同8.5%増の37万2000台、欧州はロシアでの販売は増加したが、信用不安の拡大影響もあり、同13.6%減の18万3000台となった。中国は主力車種の『Mazda3』が好調に推移したが、競争激化や小型車の需要減などの影響もあり、同5.6%減の22万3000台となった。

グローバル販売台数は同2.0%減の124万7000台となった。販売台数の減少に加え、主要通貨が円高で推移したことで、売上高は同12.6%減の2兆0331億円と大幅な減収となった。

収益では、台数・構成の悪化や円高影響などにより、営業損失が前期比626億円減少し387億円の損失となった。また、経常損益は前期比737億円減少し368億円の損失となった。

今期の業績見通しは、抜本的な構造改革を実行することなどで、売上高を前期比8.2%増の2兆2000億円、営業利益は300億円、経常利益は150億円、当期純利益は100億円とした。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. ネオレトロ感漂う新型ホイール「+81Wheel」、阿部商会「ラ・ストラーダ」ブランドから発売
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る