【アウディQ3 発売】小さいけれど自信作

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アウディジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏
アウディジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏 全 12 枚 拡大写真

アウディジャパンは、アウディ初のプレミアムコンパクトSUV『Q3』の発売を開始した。

Q3のポジショニングについて、同社代表取締役社長の大喜多寛氏は、「(SUVの)Qシリーズのエントリーモデルとして、販売台数を構築していきたいというモデル」だとし、「素晴らしいデザインと、SUVで必要な多機能をすべて持ち合わせた、都市型のコンパクトSUVという新しいクルマの役割を(アウディの中で)担っています」と述べた。

また、アウディはSUVモデルの『Q5』があり、BクラスSUVセグメントでは2年連続トップシェアである。そこで、ひとつ下のセグメントに属するQ3も、競合であるBMW『X1』を上回り、このセグメントでもトップを目指すとした。

そして、大喜多社長は、アウディがコンパクトSUVを出す理由について、都市化という背景があるという。「日本では東京や大阪、名古屋。アメリカではニューヨークやロスなど、都市に人口が集中してきています。そして、コンパクトなサイズというのが必然的にニーズとして挙がってきます」。また、様々なニーズを持ったユーザーがいることから、「アウディとしてはSUVの多機能性をコンパクトにまとめて、それを楽しんでもらいたいということなのです」。

そのターゲットユーザーは、“アーバンライフ エクスプローラー”だと大喜多氏。「都市に住んでいて、いろいろな活動や価値観を自己表現している人。こういった方々のマルチファンクションなニーズに合うクルマとして、Q3で対応していきたい」と語る。

今年は1500台が目標。5月発売であることと、1グレードでのスタートのためこの数字であるが、「小さいけど自信作」だとした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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