【Fニッポン 第2戦】もてぎ15周年記念大会…地元ホンダの北関東三銃士、活躍なるか

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昨年夏のFニッポンもてぎ戦のスタート。
昨年夏のFニッポンもてぎ戦のスタート。 全 6 枚 拡大写真

5月12〜13日のフォーミュラ・ニッポン第2戦は、ツインリンクもてぎの開業15周年記念大会として開催される。

今現在のレースこそが最大の注目であることは間違いないが、15周年記念展示として実施されている、場内ホンダコレクションホールの「’90s Racing Collection」も必見だ。

現在はその第2回展示として、Fニッポン開催に合わせ、かつてFニッポンの前身である全日本F2で5度も王者となり、ドライバーとしてF1参戦という頂点の夢を果たしたあとはチームを率いて全日本F3000〜Fニッポンに参戦し続けている中嶋悟さんの往年の愛機2台をフィーチャー。引退車となったF1の『ティレル020・ホンダ』と、F2時代の戴冠車のひとつ『マーチ822・ホンダ』である。

Fニッポン初優勝を目指す塚越広大(ダンディライアン・ホンダ)は、「91年の中嶋さんの雨のオーストラリアGP(引退レース)とか、僕、おぼえてますよ」と語る。当時4〜5歳だが、父親の影響もあって、彼は幼い頃からクルマやレースに強烈な憧れをもっていたのだ。もてぎの開業は塚越少年が10歳の頃、1997年だった。「僕はカートをやっていましたが、もてぎができて、そこでFニッポンなどの大きいレースが開催されるようになったので、自分もいつかは走りたい、と思うようになりましたね」

もてぎ誕生の影響もあってか、現在のFニッポンには北関東エリア出身の選手が多い。特にもてぎをホームコースとするホンダ勢は、群馬の小暮卓史、栃木の塚越&山本尚貴と戦力充実だ。

そこで、ということでもないが、今回のもてぎ戦では『みんなの代表ドライバー応援まつり!』が実施される。

予選日(12日)に来場した観客は、自分と同じ出身都道府県・在住当道府県のドライバーがポールポジションを獲得した場合、決勝日(13日)のミニパドックツアーに参加できるのだ。同郷選手がいない場合は外国人ドライバーが応援対象というのもおもしろい。アンドレ・ロッテラー、ロイック・デュバル、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラというチャンピオン経験者3人の強力布陣だけに、こっちが有利かも。 ここは日本人ドライバー勢、なかでも塚越らホンダの北関東三銃士に地元での奮戦を期待しよう。

その他にも『北関東B級グルメバトル!』など、イベント盛り沢山。また、開業15周年記念として今年は中学生までの観戦料金が無料。そしてダウンロードクーポンによる北関東(群馬・栃木・茨城)感謝企画として、予選日入場・駐車料無料&予選日大人当日観戦券が500円、という特典なども用意されている。観戦計画を練る際には、ツインリンクもてぎのホームページのチェックを怠らないようにしていただきたい。(特典条件等についても必ず確認を。代表ドライバー応援まつりの特典発行には、出身地等がわかる証明書が必要)

《遠藤俊幸》

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