横浜ゴムが発表した第1四半期(2012年1月-3月)の連結決算は、営業利益が前年同期比403.3%増の92億5800万円で大幅増益となった。
売上高は同7.4%増の1352億5100万円。東日本大震災後の自動車メーカーの本格的な回復により国内新車生産台数が大幅に伸びたことで、国内新車用が好調に推移した。市販用は冬タイヤが計画を上回った一方、夏タイヤへの履き替えが進まず低調だった。海外は北米やロシアを除く欧州の需要の落ち込みにより弱含みで推移したが、値上げが寄与し増収増益となった。
経常利益は同230.2%増の118億7000万円。最終利益は同389.7%増の87億8400万円となった。
今期の業績見通しは、前回予想を据え置いたが、第2四半期決算発表時に見直しを行う予定。