ルノー・ジャポンが、昨年に引き続き300台限定で導入する『カングークルール』の今回のテーマは、“フレンチレトロカラー”である。
まず、ベースの『カングー』について、プロダクトプランニングマネージャーのブレン・フレデリックさんによると、「カングーを選ぶ方は、外観デザインで選ぶ方がほとんどで、色はぱっと見た目で買ってもらう際には大事なのです」とし、2002年にカングーを導入してから、ほぼ10色から12色ほどカラーバリエーションを保ってきた。また、“クルール”とは日本語で“色”を意味する通り、カングーはボディカラーを重要視していることが分かる。
カングーは、「フランスの北の方にある、モーブージュ工場で作っています。ここは商用車も作っており、オーダーされたコーポレートカラーのためにいろいろな色を作ってハンドスプレーで塗装が出来るようになっています。そこにある300色くらいの中から今回も3色を選んだのです」
クルールは、これまでビビッドなカラーを導入してきたが、今回のテーマはレトロとした。「1950年代から80年代頃までに実際にあったブルーエクスプレス、ベージュカマルグ、ヴェールパステル(グリーン)という淡い色を選びました」
それぞれベージュカマルグはルノー『4』、ヴェールパステルはルノー『4CV』、ブルーエクスプレスは80年代のルノー『エクスプレス』にあったボディカラーだ。