ボルボ、世界初導入となる歩行者用エアバッグの仕組みを公開

自動車 テクノロジー 安全
ボルボ・世界初導入となる歩行者用エアバッグ
ボルボ・世界初導入となる歩行者用エアバッグ 全 12 枚 拡大写真

ボルボは、新型『V40』に採用される世界初の「歩行者用エアバッグ」の仕組みを公開した。

歩行者用エアバッグでは、車の正面に埋め込まれた7つのセンサーがコントロールユニットに信号を送信。車体が何らかの物体との接触を感知すると、信号が変化し、コントロールユニットがその信号を評価。感知した物体を人間の脚として認知した場合、歩行者用エアバッグが展開する仕組みになっている。

ボンネットのヒンジ部分には、システム起動時にピンを引き出し、ボンネットパネルの背面を開放する機能を装備。起動と同時にエアバッグが作動し、ガスの充填を開始する。エアバッグが膨張する際にボンネットを10cm持ち上げ、その位置を保持する。

ボンネットとエンジンコンパートメント内の硬い部品の間に隙間を作ることで、ボンネットを変形させ、衝撃を吸収するスペースを確保。歩行者と衝突した際に衝撃を和らげる効果を生み出す。

エアバッグは、膨らんだ状態で、ワイパー全体の収納部とフロントガラスの約3分の1、並びにAピラーの下部をカバーする。全ての連動したシステムが起動してから完全に膨らむまでは、200~300分の1秒。同システムは、時速20kmから50kmでの走行で作動する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『WR-V』はなぜリコール?…5月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「このご時世でも価格は据え置き!」31万円台で発売の125ccラグジュアリースクーターに熱視線
  3. 8人乗りのフォルクスワーゲン登場! 選択肢広がるミニバン『マルチバン』
  4. スズキの「推しバイク」ランキング結果を発表! 安定人気の1台と、超意外なモデルとは
  5. メルセデスベンツの次世代高級ミニバン、『VLS』と『VLE』として市販化へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【調査レポート】ベトナムにおけるモビリティ市場調査~13社(四輪・二輪)の最新動向~
  2. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. テラチャージ、病院に急速充電器を初導入、順天堂大学練馬病院に150kW仕様を設置
  5. ヒョンデ、水素技術リーダーとしての存在をアピール…世界水素サミット2025
ランキングをもっと見る