【アウディ Q3 試乗】安心感は大きいが、ときめきに乏しい…金子浩久

試乗記 輸入車
アウディ Q3 「S-Line」パッケージ、ボディカラー:サモアオレンジM
アウディ Q3 「S-Line」パッケージ、ボディカラー:サモアオレンジM 全 6 枚 拡大写真
アウディ『Q7』、『Q5』に次ぐアウディQシリーズの末弟。ボディは小さくとも、最新技術が満載されている。

7速のAT、アイドリングストップやブレーキ回生などによって効率を徹底的に追求している。クラス随一だ。

外観はQ5の小型版で、インテリアはアウディ流の黒一色。機能的だが、すでに見慣れてしまっていて退屈だ。走りっぷりもQ5や『A4』などに良く似ている。切り始めがクイックで小気味よく、姿勢もフラットで、簡単にペースを上げることができた。だが、舗装の良くない路面での振動や反響音などが大きい。

快適で、高性能、高品質。良くも悪くもアウディ・ファミリーの一員。Q5を忠実に小型化したのがQ3だから、そのうち、より大きなQ5やQ7が欲しくなるかもしれないし、反対に小さな『A1』が気になってしまうかもしれない。機能と品質に関してはとても優れていて購入に際の安心感は大きいが、ときめきに乏しい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア・居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★

金子浩久|モータリングライター
1961年、東京生まれ。主な著書に、『10年10万キロストーリー 1〜4』 『セナと日本人』『地球自動車旅行』『ニッポン・ミニ・ストーリー』『レクサスのジレンマ』『力説自動車』(共著)など。
オススメ度:★★★

《金子浩久》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る