【スマート フォーツー 新型】あくまで「The product」

自動車 ニューモデル 新型車
新型スマート・フォーツー
新型スマート・フォーツー 全 6 枚 拡大写真
新型となったスマート『フォーツー』のエントリーモデルは、前モデルより25万円安い159万円からとなった。

メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画3課の亀岡徹さんは、これを「さらに多くのユーザーにぜひ体感してもらいたいという想いで創られたエントリーモデル」とする。ただし、「スマートとしてのキャラクターはこのエントリーモデルでも十分に味わってもらえるように、装備を凝縮して値段を下げました」と語る。

「スマートのキャラクター」とは、「スマートのブランドコアバリューである、InnovationとFunctionality、Joy of Lifeの3つを指します」とし、「2人乗りに割り切ったこのクルマのデザインは確立されており、そのInnovationを形にしたデザインが、キャラクターとしてあるのです」。

そしてJoy of Lifeについては、「(スマートを)運転していると、皆笑顔になります。乗っている自分をはじめ、(スマートを)見た子供や歩行者も笑顔になってくれるのです。これはスマートが持つキャラクターなのだなと思います」と説明。その実例として、「交差点の先頭に止まった時、横断歩道を渡っている外国人がサムアップをしていったのです。人を笑顔にしてくれるというのは、このクルマが持つ個性なのですね」とした。

「スマートというクルマが街中にあふれていく図を想像すると、とても幸せな気持ちになります。カラフルだし、皆を笑顔にできるし、大げさにいえば日本の道路が幸せに包まれる。楽しさであふれる街の風景に貢献してくれるクルマだなと思います」。

最後に、この新型スマートは「キュート、可愛いというところから少し脱皮しようと、フロントやリアの押し出しを創りました。また、しっかりとした安全装備も搭載しています。単なるToyではないということをメッセージとして伝えたいのです。Toyではなく、大人に楽しんでもらえるThe productなのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  4. 【アルファロメオ ジュニア 新型試乗】「蛙の子は蛙」でもやっぱりアルファロメオを選びたくなる理由…中村孝仁
  5. 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る