台湾の人気知育ゲームが上陸…PC操作、職業体験

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もぐもぐランド
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 ブロードバンドインターネット関連サービスの企画・運営を台湾で行うSo-net台湾は、パソコンを通じて子どもの学習意欲や好奇心を促進する知育ゲーム「もぐもぐランド」のサービス提供を日本で開始した。

 もぐもぐランドは、6歳から14歳の子どもが安心して遊び、学べるオンラインゲーム。子どもたちは、「モーラ」と呼ばれるモグラのキャラクターに扮し、ゲーム内の主人公となって家を建てたり、植物や動物を育てたり、仲間を作ったりするという。知育ゲームとして台湾で評価された同ゲームは、新たに安全性を強化し、日本での提供に至ったという。

 学びの要素を取り込んだゲームは数多く存在するが、スマートフォンやタブレット端末のアプリと異なり、コンピューター操作の基礎となるマウスやキーボード操作に慣れることができる。ゲーム内では、ペットを飼ったり、さまざまな職業体験をしたり、知育パズルをしたりと、学びの要素が盛り込まれている。

 職業体験のひとつとして用意されている「レストラン」ミッションでは、来店者から注文を聞き、商品を届け、通貨を受け取るという一連の流れを学ぶことができるという。また、通貨をためて、家や家具、服などを購入することができるのも実社会との関連性にこだわった同ゲームの特徴だ。

 その一方で、オンラインゲームを学びの場として活用することに抵抗を感じる保護者も少なくはない。そのため、日本でのサービス提供を開始するに当たりSo-net台湾は、夜12時から翌朝6時までサーバーを停止し、遊ぶことができないように設定するなど、安全性と子どもの生活面を考慮したという。45分以上ゲームを続けると一旦中断する機能や、制限されたチャットシステムなど、ゲームが、またはゲームに参加している子ども同士がお互いを傷つけないように配慮した機能も日本のユーザー用に追加された。

 クロス・マーケティングの調査によると、4歳から12歳までの子どものパソコン利用率は75%を超え、パソコンを使い始める平均年齢も7歳以下だという。「将来のために」と子どものパソコン利用を意識する保護者も多く、好奇心の向上や語学(漢字やアルファベット)を楽しく覚えられるなど、学びの場としてのメリットも少なくない。その一方で、長時間利用することでの視力低下や、不健全なサイトへのアクセスなどが不安視されているのも現状だ。

 子どもたちにとってオンラインゲームは、最小限のリスクで人とかかわり、社会の仕組みを学ぶことが可能な場でもある。同時に言語能力やパソコンの操作能力を向上することができれば保護者にとってありがたい。ゲームとして楽しむ子どもたちが何を学ぶのか、今後の知育ゲームの評価に注目したい。

台湾から人気知育ゲームが上陸…PC操作が学べ、職業体験も可能

《湯浅 大資》

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