国内唯一のJAF公認クラシックカーラリー…スプレンドーレ伊香保 開催

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スプレンドーレ伊香保2012開催
スプレンドーレ伊香保2012開催 全 12 枚 拡大写真

6月8日から10日にかけて、群馬県及び新潟県内約500kmを走るクラシックカーラリー“スプレンドーレ伊香保”が開催された。主催は群馬テレビ、事務局は伊香保おもちゃと人形自動車博物館(群馬県北群馬郡)。

国内唯一のJAF公認クラシックカーラリーであるこのスプレンドーレ伊香保も今年で4回目を迎えた。JAF公認であるため参加台数が60台に制限されるが、今回も1928年式ブガッティ『T43』をはじめ、多くの名車が集った。

晴天の初日は、伊香保おもちゃと人形自動車博物館をスタートし、多くのチェックポイントやタイム計測を経てNASPAニューオータニ(新潟県南魚沼郡)までの約240kmのルート。群馬県渋川警察署長や、地元の多くの幼稚園児たちの歓声を受けながら、白バイ隊の先導のもと各車スタートを切った。このように地域に密着したラリーであることはスタート時点でも感じられたが、なによりも、沿道で手を振る老若男女を見ればそのことは一目瞭然であった。なかには、以前見てとても感激したので、今年も本当に楽しみにしていたと嬉しそうに話す姿もあった。

2日目は残念ながら終日雨に見舞われた。そんな雨の中でも沿道には多くの人たちが詰めかけ、走っていくクラシックカーに手を振ったり声をかけたりしていた。そのクラシックカーのドライバーやナビもそこでは大幅に減速をして、大きく手を振ったり、なかには、事前に子供たちに配るステッカーなどを用意して、その声援に応えていたのは印象的であった。

そして最終日は午前中に表彰式を終え、3日間のラリーの幕を閉じた。

次回のスプレンドーレは7月1日、“スプレンドーレピクニック”と題し、2012年までの外国車であれば参加は可というものである(JAFのライセンスは不要)。また、10月7日に“スプレンドーレ福島”を開催することも決定した。関係者は「福島の今の目標は福島にひとが来てくれること。その復興への道のひとつとして開催するもの」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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