日産自動車の北米法人、北米日産は6日、米国ミシシッピ州のキャントン工場において、新型『アルティマ』の生産を開始したと発表した。
新型アルティマは5月、テネシー州のスマーナ工場でラインオフ。今回のキャントン工場はこれに続くもので、2拠点での生産により、新型『アルティマ』のフル生産体制が整った。
キャントン工場は2003年に稼働。アルティマの他に、フルサイズSUVの『アルマーダ』、フルサイズピックアップトラックの『タイタン』を生産している。年内には、小型ピックアップトラックの『フロンティア』と、そのSUV版の『エクステラ』も生産車種に加わる。
キャントン工場での新型アルティマのラインオフ式典には、日産アメリカのビル・クレイガー副会長が出席。「キャントン工場の生産品質はトップレベル。従業員の熟練された技が、新型の生産に反映されるだろう」と述べた。
アルティマは、日産の米国における最量販モデル。新型は2012年4月、ニューヨークモーターショー12でデビューした。5代目にあたる新型は、米国のミッドサイズセダンで最もスタイリッシュ、低燃費、高性能、先進的であることを目標に開発。先代モデルは2011年、米国で前年比17.3%増の26万8981台を販売し、トヨタ『カムリ』の30万8510台に次ぐ乗用車ベストセラーとなった。