ロータスのチーム代表エリック・ブイエは、ロマン・グロージャンのカナダGP2位表彰台を見て、改めて彼の成長ぶりに驚かされたと語る。
F1フル参戦は初めてのグロージャンだが、予選では数々の好記録を残しただけでなくすでに2度のポディウムを実現した。キミ・ライコネンのチームメートとしてグロージャンの採用を決めたときには、これほどの活躍は予想していなかったという。そしてブイエが挙げるグロージャンの長所とは、努力と人の話を聞く姿勢、そしてエンジニアへのフィードバックだそうだ。
「同じタイヤで45周を走っても、まだ性能を残したまま非常に安定した走りをしていた。彼の学習速度は驚くほど速い」
グロージャンはチームメートのライコネンをわずか2ポイント差で追いかける。バレンシアの次戦では、ライコネンにも頑張ってもらって、是非シーズン8人目の優勝者誕生に期待したいと語るブイエ。
「こういうプレッシャーは気持ちの良いものだ。バレンシアで気温が上がればわれわれにチャンスが訪れるだろう。その後に続くイギリスやドイツも有利だろう。ハンガリーも期待できると思う」