【シトロエン DS5 発表】ロングノーズ・スモールキャビン…デザインの妙

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シトロエン DS5
シトロエン DS5 全 6 枚 拡大写真

シトロエン『DS5』が日本でも発表された。そのデザインは美しさとエアロダイナミクスが融合されており、今までにない存在感が創り出されている。

「DS5の特徴は、大胆かつ上品なラインで構成されたボディデザインにあります」と関係者は語る。「ヘッドライトの先端からフロントガラス側面へと長く伸びるサーベルラインは、ボンネットを長く見せ、大きなキャビンをコンパクトに見せる効果があるのです」という。

また、デザイン性と実用性も両立させている。「存在感あふれるデザインでありながら、DS5は全長がシトロエン『C5セダン』よりも260mm短く、コンパクトなディメンションを持っています。しかしながら、コンパクトながらもラゲッジルームを約456Lというステーションワゴンに匹敵するスペースを確保しているのです」。

そして、DSラインのプレミアムな質感は、特にインテリアで表現されている。その一例として上級グレードに設定されるクラブレザーシートを挙げる。「これは、ウォッチストラップという腕時計のベルトをモチーフにしたデザインと、その質感の高さで、クルマのシートを超えた存在感を示しています」と話す。

さらに、「ルーフコンソールやセンターコンソールのスイッチ類に囲まれた空間と、操縦桿をイメージさせるフラットボトムのスポーツステアリングなど、航空機の操縦席をモチーフに、DS5のコックピットはデザインされています。これにより、ドライバーにこれまでにない高揚感を与えるでしょう」とする。

最後に、「DS5が求めるレベルの上質感と機能性を実現するために、それぞれのデザインや材質に徹底的にこだわったのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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