【ポルシェ ボクスター 新型】カレラGTを彷彿させるデザイン

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ポルシェ ボクスター
ポルシェ ボクスター 全 6 枚 拡大写真

ポルシェジャパンから発表された、新型『ボクスター』はスーパースポーツの『カレラGT』を意識してデザインされている。

まず、エクステリアデザインの特徴について、広報室室長の荒瀬大雅さんは、「ホイールベースが伸びて、フロントのトレッドが広がったので、見た目が伸びやかで安定感が増しました」という。

また、「サイドのエアインテークが大型化しカレラGTを感じさせます」。このドアは、「以前は911とほぼ同じ形であり、ここまで抉ってはいませんでしたが、今回は完全に911とは違うドアなので、こういうところも含めて専用設計となりました」と話す。

荒瀬さんは、「最初のボクスターは、ドアから前が911と共通であるなど制約が多かったが、今回はドアも専用設計となり、ライト周りなども専用です。986と比べると、(デザイン的に)やりたいことが出来たと思います」とする。

インテリアでは、機能性、エルゴノミクスおよび快適性の向上を狙い変更がなされた。その結果、こちらも、カレラGT を彷彿とさせるクリアなラインを特徴とした、洗練された新しいインテリアデザインとなった。前方に上昇するデザインのセンターコンソールと、レーシングカーのように高い位置に配されたセレクターレバー/シフトレバーにより、ドライバーはいっそう包み込まれるような印象を抱かせるという。

特に運転姿勢では、「ステアリングを握った位置から、シフトノブまでがより近くなり、スポーティな印象を与えています。因みに以前のモデルだと(レバーが)少し後ろよりだったのです」。

逆に、変更しなかった点として、荒瀬さんは3連メーターを挙げる。「ポルシェのスポーツカーは、真ん中に回転計があるというのはお約束なのです。ボクスターは初代から3連メーターでその意匠は変えていません」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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