【フェラーリ F12 ベルリネッタ 日本発表】フェラーリのDNAを受け継ぐフラッグシップ

自動車 ニューモデル 新型車
フェラーリ・F12 ベルリネッタ
フェラーリ・F12 ベルリネッタ 全 6 枚 拡大写真

フェラーリのフラッグシップたる、『F12ベルリネッタ』のデザインは、フェラーリのDNAである、“機能性”、“スポーティネス”、“革新性”、“エレガンス”さが表現されている。

まず機能性について、フェラーリS.p.Aプロダクト・マーケティングマネージャーのアンドレア・バッシ氏は、「フェラーリはmスタイルとエアロダイナミクスの開発は、引き算でやっているのです」と話す。

「例えば、ウイングを追加するとダウンフォースは増えますが、ボディスタイルにうまくマッチしないでしょう。つまり、エアロダイナミクスは出来るだけ、このクルマのスタイルを意識して、追加の要素というものを加えることなく実現しようと考えたのです」とする。

次に、スポーティネスという点では、「フロント部は力強いデザインのグリルを活用し、V12エンジンの冷却を行っています。また、ヘッドライトに組み込まれたガイドライト技術とLEDによって強烈な存在感を発揮しています」。

革新性は、「カムテール理論(空気力学の理論。リアをストンと切り落としたようなデザインにすることで空気抵抗を減らすもの)を機能的に再解釈し、リアデュフェーザーと統合しました。さらに、リアのTシェイプの中心にF1にインスパイアされたフォグランプを装着しました」という。

最後に、エレガンスさは、「エクステリアでは足元の20インチのリムの形状が際立った点でしょう」とし、インテリアでは、「ポルトローナフラウ社製のレザーを使うことでこのエレガンスさを醸し出しています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る