【新聞ウォッチ】トヨタ、上期販売首位、通期「金メダル」には懸念も

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年7月27日付

●日本、スペイン破る、ロンドン五輪男子サッカーグループD(読売・1面)

●現代自動車営業益17%増(読売・12面)

●トヨタ米・新興国で販促奏功、新車需要陰り、年間首位へ懸念も(読売・13面)

●エコカー補助金駆け込み商戦、予算切れ目前、自腹覚悟で保証も(朝日・8面)

●夏ボーナス2.54%減、経団連調査平均額77万1040円(毎日・8面)

●日産、増収減益円高に苦しむ、4~6月期(毎日・8面)

●エコカー補助金延長要請を本格化、自動車業界(産経・12面)

●富士通、三重工場を売却、半導体台湾企業と交渉(日経・1面)

●車用鋼板、1t2000円下げ、4~9月新日鉄とトヨタ合意(日経・11面)

●タイ生産のハイブリッド車、豪などにも輸出、ホンダ(日経・13面)

●豊田通商、仏商社を買収、車のアフリカ販路拡大、1000億円超(日経・15面)

●いすゞ営業益最高、4-6月95%増、トラック販売拡大(日経・16面)

ひとくちコメント

「サムライ大金星」(読売)、「クラスゴーの奇跡」(毎日)などの見出しが紙面に踊る。ロンドン五輪の開会式を前にサッカー男子の一次リーグが始まり、優勝候補のスペインと対戦した日本は1―0で勝った。初戦を飾った女子とともに白星発進した。

経済面に目を向けると「トヨタ、上期販売の世界一確定」(産経)などと、久しぶりに景気のいい話題が飛び交う。トヨタ今年上半期(1〜6月)の世界販売台数が、昨年トップの米大手ゼネラル・モーターズ(GM)を上回ったことがわかり、上半期では2年ぶりの世界一となったからだ。

ただ、各紙は早くも通期予想を分析。それによると、「国内の好調を支えたエコカー補助金が8月上旬に終了する見込みで、欧州危機の影響で新興国の成長鈍化も懸念される」(読売)ことからも、「トヨタが年間でも首位に返り咲けるかは見通せない」としている。

朝日も「トヨタ、正念場の下期」、毎日は「首位争い数社混戦」、日経も「GMなど5強争い激しく」とのタイトルで「年間の首位争いは混沌としている」と予測。まるで五輪の競技のように、予選(上期)をトップで通過したトヨタが最終的に表彰台の中央に上がれるのかを興味深く取り上げている。

《福田俊之》

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