故意にクルマを暴走させた女、危険運転致死傷罪で起訴

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今年5月、千葉県松戸市内で乗用車を暴走させ、歩行者1人を死亡させるとともに、同乗者2人も重傷を負わせた20歳の女について、千葉地検は27日、危険運転致死傷罪で起訴した。事件当時は19歳だったが、家庭裁判所から逆送されていた。

問題の事故は2012年5月28日の午後9時50分ごろ発生している。松戸市横須賀1丁目付近の市道で、制限速度を大幅に超える90km/h程度で高速走行していた乗用車が道路左側の路外に逸脱。路肩を歩いていた18歳の男性をはねた後、制御不能のまま近くの電柱に突っ込んだ。

この事故で路肩を歩いていた男性が死亡。クルマを運転していた当時19歳の少女(被告)と、同乗していた19歳の男性、20歳の女性が骨折などの重傷を負った。

現場の道路は橋の手前で道路の傾斜角が変わる区間。高速度で通過すると「下半身が浮くような感覚を得られる」ことがテレビ番組で紹介され、少女らはこれを試す目的で運転。クルマがバウンドした際にハンドルを取られ、路外に逸脱したとみられている。

警察は6月中旬に少女を逮捕。未成年であることから家裁送致されたが、家裁は事故の結果が重大であることから検察へ逆送していた。検察は慎重に捜査していたが、高速度走行は故意によるものであったことから、危険運転罪に問えると判断。同罪で起訴した。

《石田真一》

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