偽ライブ配信サイトまで出現…オリンピック便乗のサイバー犯罪

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生放送を視聴するためにユーザにEメールアドレスの入力を促す偽サイト
生放送を視聴するためにユーザにEメールアドレスの入力を促す偽サイト 全 4 枚 拡大写真

 トレンドマイクロのTrendLabs(トレンドラボ)は30日、ロンドンオリンピックに便乗して、チケット販売を装う詐欺サイト、改造B-CASカードを違法販売するサイトに加え、複数の偽ライブストリーミングサイトを確認したことを公表した。

 具体的には、「olympicgames2012live.●●d.com」「●●12olympicsonline.●●log.com」「●●12olympicsliveonline.●●b.com」など、20種類近いドメインが明らかとされている。「watch london olympics online」「watch london olympics 2012 live」といったキーワードで検索すると、検索結果の上位に、これらのWebサイトが表示されるが、これらのWebサイトでは、生放送が観られるかのように装う偽サイトへと誘導したり、(偽の)チケットが安く買えるかのように装うリンクが含まれているという。

 あるサイトでクリックを行うと、別のWebサイトに誘導され、誘導先のWebサイトではユーザのEメールアドレスを要求するものとなっていた。これらのアドレスはスパム活動に利用されると思われる。

 また、正規のアプリ配信サイト「Google Play」を装った不正なWebサイトも出現。ユーザがロンドンオリンピック関連のアプリケーションを検索すると、公式ゲームの(偽)アプリケーションが表示され、ダウンロードボタンをクリックすると、不正プログラムの「ANDROIDOS_SMSBOXER」の亜種が組み込まれているWebサイトへと誘導されるものとなっている。この偽Google Playには、映画「ダークナイト ライジング」を装う他の偽アプリケーションも登録されているとのこと。

ロンドンオリンピック便乗のサイバー犯罪、偽ライブ配信サイトまで出現

《冨岡晶@RBB TODAY》

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