VW、中国合弁パートナーを盗用の疑いで調査

モータースポーツ/エンタメ 出版物
第一汽車のBESTURN B50
第一汽車のBESTURN B50 全 2 枚 拡大写真

工業製品やブランド品などにおいて、デザインや技術の「盗用」が問題になる中国。そんな中、欧州の自動車最大手のフォルクスワーゲングループが、中国合弁パートナーに盗用の疑いがあるとして、調査に乗り出したとの情報をキャッチした。

これは7月27日、ドイツの日刊紙『Handelsblatt』が報じたもの。同メディアがフォルクスワーゲングループの役員から得た話として、「フォルクスワーゲンが中国合弁パートナーの第一汽車集団(FAW)を、自社技術の盗用の疑いがあるとして調査中」と伝えたのだ。

中国で25年もの長きに渡り、友好関係を築いてきたフォルクスワーゲングループと第一汽車。報道内容が事実とすれば、フォルクスワーゲンが問題視している盗用とは、何を指すのか。

同メディアによると、フォルクスワーゲンは同社が保有するエンジンやトランスミッション技術を、第一汽車が無断で自社製品に使用しているのでは、との疑いを抱いているのだという。

フォルクスワーゲンが調査対象として、具体的に車名を挙げているのが、第一汽車の自主ブランド、BESTURNの『B50』。この小型セダンは、間もなく中国からロシアへの輸出が開始され、現地ではフォルクスワーゲンやシュコダと競合する。

また、フォルクスワーゲングループはこの盗用に、第一汽車のトップが関わっているとの疑いを持っており、この問題はこじれる可能性もありそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る