【日産 セレナ S-HYBRID 発売】スマートでシンプルなハイブリッド

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日産・セレナ S-HYBRID
日産・セレナ S-HYBRID 全 12 枚 拡大写真

日本で一番売れている3列シートのミニバン、日産『セレナ』にS HYBRIDが追加された。

「セレナが多くのユーザーから選ばれている理由は大きく3つあります」というのは、同社商品企画本部 商品企画室チーフ・プロダクト・スペシャリストの角智彰氏。「ひとつめが室内の広さ。2つめは多彩なシートアレンジに代表される使い勝手のよさ。そして3つめはクラストップの燃費性能です。今回、S HYBRID投入により、このクラストップの燃費性能に更に磨きをかけました」と述べる。

この“S HYBRID”の名称について角氏は、「S HYBRIDのSはスマート(SMART)とシンプル(SIMPLE)の意味です。セレナの強みである室内の広さと、使い勝手のよさを一切犠牲にすることなく、エンジンルーム内で全て完結できるSMART、賢いシステム。そして、ファミリーのことを意識し、手ごろな価格で提供できる。そういった思いを込めて、非常にSIMPLEなシステムでまとめている。これらを合わせてSMART SIMPLEハイブリッドと名付けました」とした。

このS HYBRIDではエクステリアとインテリアにも若干変更点がある。まず、「フロントのターンランプのインナーレンズをブルーにすると同時に、サイドとリアにPURE DRIVE S HYBRIDのエンブレムを追加。後ろ周りは、リアコンビネーションランプをLED化するとともに、ハイマウントストップランプ、リアコンビネーションランプをクリアなレンズに変更し、一目見てS HYBRIDと区別がつく、そんな仕様にしてあります」という。

インテリアでは、「コンビメーター内に、S HYBRIDの3つの要件である、回生発電、アイドリングストップ、発進加速時のエンジンアシスト、この条件の時にS HYBRIDの白い文字が点灯するようになっています。これにより、ユーザーにもエコを楽しんでもらいたい、そんな思いで開発をしてきました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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