【新聞ウォッチ】次の五輪開催国でトヨタ開所式…豊田社長「ブラジルは大きく成長する」

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トヨタ・エティオス(参考資料)
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年8月10日付

●内閣不信任案否決、一体改革法きょう成立(読売・1面)

●TPP参加表明先送り(読売・2面)

●トヨタ、ブラジルに新工場(読売・6面)

●三菱自、ギャランなどリコール(朝日・35面)

●スズキ軽自動車燃費2割高める(毎日・7面)

●経常増益2%に鈍化、車の好調広がり欠く(日経・1面)

●トラック、中ロで強化、独ダイムラー、欧州の低迷補う(日経・6面)

●次世代カー勝者の条件、ハイブリッド車で中国攻略(日経・11面)

ひとくちコメント

ロンドン五輪も終盤戦。レスリング女子55キロ級で3連覇を狙う吉田沙保里選手が金メダルを獲得した。金メダルを期待されていた「なでしこジャパン」と米国の決勝戦は惜しくも敗れて日本は銀メダル。準決勝に進出したバレーボール女子の日本もブラジルに敗退、韓国との3位決定戦に挑む。

ブラジルといえば、4年後の次のオリンピック開催国。トヨタ自動車は、そのブラジルのサンパウロ郊外のソロカバ市に建設していた車両組立工場が完成し、豊田章男社長らが出席して開所式が9日午前10時30分(日本時間同日午後10時30分)から開かれたという。

日本での報道発表はきょうの深夜だったが、東京、日経などは現地からの情報を取り上げている。それによると、豊田社長は「サッカーW杯や五輪開催もあり、ブラジル経済は間違いなく大きく成長する」と指摘。「1500人の従業員が魂を込めて『エティオス』をつくっていく」(日経)と述べたと伝えている。

東京は、豊田社長が「多くのブラジルのお客様に喜んでいただけるクルマであると確信する」と、広報のリリースにも掲載されたスピーチを取り上げている。その東京は「GMなどへの『挑戦状』」とのタイトルで、トヨタの現地のシェアは現在2.7%にとどまっているが、台頭する中間所得層を狙った新たな販売戦略を展開すると報じている。

ロンドン五輪では、苦戦した選手の「次のリオデジャネイロ五輪を目指す」というコメントが多く聞かれるが、オリンピック選手の成長とともに、4年後、トヨタもブラジルでのシェアをどこまで高められるのかも興味深い。

《福田俊之》

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