8月15日午後9時20分ごろ、高知県津野町内の国道197号で、前走車を追い抜いて自車線へ戻ったワゴン車が道路左側の縁石に乗り上げ、その弾みで横転する事故が起きた。この事故で10歳の男児が死亡。運転者を含む4人が軽傷を負っている。
高知県警・須崎署によると、現場は津野町新土居付近で片側1車線の緩やかなカーブ。ワゴン車は対向車線側へ進入して前走車を追い抜き、自車線へ戻ろうとした際に道路左側の縁石に接触。そのままこれに乗り上げ、弾みで横転するに至ったものとみられている。
クルマは横転中破。後部座席に同乗していた10歳の男児が車外に投げ出されて腰部を強打。近くの病院へ収容されたが、約4時間後に出血性ショックが原因で死亡した。また、クルマを運転していた岡山県岡山市内に在住する40歳の男性と、同乗者3人が打撲などの軽傷を負っている。
現場はクルマの進行方向に右カーブ。警察はハンドル操作を誤ったことが事故につながったものとみて、運転者の回復を待って自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞く方針だ。