米国の自動車大手、フォードモーターは8月15日、EVやハイブリッド車の開発などに、総額1億3500万ドル(約107億円)を投資すると発表した。
すでに、『フォーカス』をベースにしたEV、『フォーカス エレクトリック』を米国で発売し、中型セダンの『フュージョン』やSUVの『エスケープ』にハイブリッドを用意しているフォードモーター。今回の投資は、EVやハイブリッド車の開発を、さらにスピードアップするのが目的だ。
例えば2013年までに、バッテリー(二次電池)の研究開発能力を、現行比で倍増。バッテリーの研究開発施設を、合計160か所まで増やす。
また、ミシガン州ディアボーンの「アドアンスド・エンジニアリングセンター」の名称を、「フォード・アドアンスド・エレクトリフィケーション・センター」に改称。1000名以上のエンジニアを増員し、EVやハイブリッド車の研究開発を加速する。
フォードモーターのパワートレーン担当、Joe Bakaj副社長は「環境対応車の選択肢が増えるのは、顧客にとってグッドニュースだ」とコメントしている。