2010年、中国浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)に買収されたスウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズ。同社が、MINIと競合するコンパクトカーの開発を検討しているとの情報をキャッチした。
これは8月20日、『オートモーティブニュース』の欧州版が伝えたもの。同メディアのインタビューに応じたボルボカーズのステファン・ジャコビーCEOは、「高級車の定義は、もはやボディサイズやエンジンの気筒数ではない」と述べた上で、ボルボカーズとしては最小のエントリープレミアムカーを開発する可能性を示唆したという。
ボルボカーズは2012年3月、ジュネーブモーターショー12において、新型『V40』を発表したばかり。このV40は、BMW『1シリーズ』やアウディ『A3スポーツバック』を意識したCセグメント車だ。新たなエントリープレミアムカーは、V40の下に位置付けられる。
同メディアは、ボルボカーズが考えているエントリープレミアムカーについて、「MINIやアウディ『A1』が最大のライバルになるだろう」とレポートしている。