メルセデスベンツ Cクラス…より間口を広げるために

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メルセデスベンツ C180ブルーエフィシェンシーアバンギャルド
メルセデスベンツ C180ブルーエフィシェンシーアバンギャルド 全 12 枚 拡大写真

メルセデスベンツ日本は7月26日に、『Cクラス』のモデルラインアップを変更し、商品力の強化を図った。

今回の変更で一番のポイントは、C180アバンギャルドというモデルが新規に設定されたことだと話すのは同社商品企画・マーケティング部製品広報課マネージャーの嶋田智美さん。「これまでC180には1モデルのみ、C200にはC200ブルーエフィシェンシーとアバンギャルドの2モデルがありました。そして今回は200アバンギャルドに加えて180アバンギャルドを導入したのです」という。

その理由として、C180の人気が非常に高いからだとする。「昨年行ったフェイスリフト以前にC200ブルーエフィシェンシーライトというグレードを設定しました。これは装備を厳選したベーシックなCクラスでした。その後、フェイスリフト時にもう少し装備レベルをアップしたC180が導入されました」。その結果、「300万円台からCクラスが購入できるという驚きのプライスから、新しいお客様がショールームに来場、そして、購入することが非常に多くなったのです」とその効果を述べる。

嶋田さんは、「この399万円というプライスタグや、様々なコミュニケーションの結果、ショールームに来たお客様は、国産からの代替や、他の輸入車からのユーザーというケースがかなり増え、いわばこのあたりの需要が非常に高くなってきたのです。そこで、180のラインアップをふたつにして、ベーシックが好みの方と、スポーティなものがお好みの方とに分けたというのがその理由です」と語った。

C180ブルーエフィシェンシーは399万円。C180ブルーエフィシェンシーアバンギャルドは449万円(いずれもセダンの価格)である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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