1-7月のVW商用車世界販売、アジア太平洋は62%の大幅増

自動車 ビジネス 海外マーケット
フォルクスワーゲンのLCV(軽商用車)。左からアマロック、クラフター、キャディ、T5
フォルクスワーゲンのLCV(軽商用車)。左からアマロック、クラフター、キャディ、T5 全 1 枚 拡大写真

ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲンは8月23日、2012年1-7月の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は31万7300台。前年同期比は4.7%増だった。

市場別では、西欧がギリシャに端を発した信用不安の影響で、前年同期比2.7%増の16万9400台と微増にとどまる。このうち、地元ドイツは5.7%増の7万4700台と、フォルクスワーゲン商用車部門にとっては、単一国の最大市場に君臨する。

一方、東欧は2万4200台を売り上げ、前年同期比は28%と大きく伸びた。欧州以外では、南米が0.8%減の8万0900台と前年実績を割り込む。アフリカは25.6%増の1万1700台、アジア太平洋地域は1万台を売り上げ、前年同期比は61.8%もの伸びを示す。

車種別では、小型ピックアップトラックの『アマロック』が、前年同期比22.5%増の4万3300台と牽引。中/大型バンの『クラフター』も、39%増の2万7800台と好調だ。『T5』シリーズは3.4%増の9万5700台。『キャディ』は9万1300台を販売したものの、前年同期比は1.1%のマイナスだ。

フォルクスワーゲン商用車部門のブラム・スコット取締役は、「ポジティブな結果に喜んでいる。今後も市場の開拓を続けていく」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る