8月26日、MotoGP第12戦がチェコ・ブルノサーキットで開催。ダニ・ペドロサ(ホンダ)が前戦インディアナポリスGPに引き続き2連勝を飾った。
レースは、ペドロサとポイントランキングトップのホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が序盤から後続を引き離した。前半周回では1位ロレンソ、2位ペドロサというポジションで、互いにレース中の最速ラップタイムを更新し合いながらのハイスピードバトルを展開。両選手のタイム更新は6周にわたって続いた。
8周目にはともに自己ベストタイムをマークしたが、ペドロサを0.074秒上回る1分56秒274を刻んだロレンソのタイムが新たなファステストラップとして記録されることになった。
11周目にはペドロサが前に出たものの、ロレンソもピタリと背後に張り付いたまま離れることなく周回が推移。最終ラップでは勝負を仕掛けたロレンソが前に出るものの、最終コーナーではペドロサが劇的な再逆転を見せ、わずか0.178秒早くチェッカーを受け、勝利をもぎ取った。
ペドロサは、チャンピオンシップポイントでもロレンソとの差を13点に縮め、2012年の王座の行方はさらに混沌とした様相を呈してきた。
3位はカル・クラッチロー(ヤマハ)。ペドロサとロレンソからは少し離れたものの、ミスのない安定した走りで記念すべきMotoGP初表彰台を獲得した。CRT勢最上位はR・デ・プニエ(パワーエレクトロニクス・アスパル)が、8位でチェッカーを受けた。
MotoGP 第12戦(チェコ)
1位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)
2位:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位:カル・クラッチロー(ヤマハ)
4位:アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ヤマハ)
5位:ステファン・ブラドル(ホンダ)
6位:アルバロ・バウティスタ(ホンダ)
チャンピオンシップポイント
1位:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)245P
2位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)232P
3位:ケーシー・ストーナー(ホンダ)186P
4位:アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ヤマハ)150P
5位:カル・クラッチロー(ヤマハ)122P
6位:ステファン・ブラドル(ホンダ)105P