2013年度の新社会人「将来ありたい姿がある」9割強

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社会人になることに対してどのような気持ちか
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 教育研修コンサルティングなどを手がけるアルーは9月6日、2013年度入社予定内定者の意識調査結果を発表した。これから社会人として仕事をしていく上で、9割強が「将来ありたい姿がある」と回答したことが明らかになった。

 同調査は、新入社員の育成について考えることを目的としたもので、2012年8月22日~24日に2013年度に企業へ入社予定の大学生・大学院生300名を対象に実施した。

 これから社会人になることへの現在の気持ちを聞いたところ、約3割が「期待が大きい」と回答。「どちらかといえば期待が大きい」も含めれば、6割以上となる。理由については、「新しい環境」や「自己成長」に対する期待が多く挙げられた。会社から求められていると思うことに関する質問では「チャレンジ精神を持つこと」が僅差ではあるが一位となり、次いで「会社に貢献すること」が挙げられた。昨年と同様の結果だという。

 また、仕事に関しては「リーダーシップの発揮」「早期の独り立ち・成長」に苦手意識をもっているようだ。これから仕事をしていく上で将来ありたい姿があるかどうかの質問には9割強が「ある」と答える一方で、内定先の会社でそれを実現できると回答した人は、約2割にとどまった。

 グローバル化が進む現代社会。外国人と仕事をすることへの不安を聞くと、約6割が不安を感じると回答し、「語学力」や「異文化受容」の理由が多かった。しかし、半数以上が会社からの要請であれば、アジア新興国で働く意欲を示しており、「自己成長の機会」「会社からの期待を感じる」と前向きに考えているようだ。

 同社は、社会人としての基本徹底は重要であるとした上で、新入社員のうちから異文化やグローバルビジネスに触れる経験を意図的に用意し、成長ステップを早期に登らせることが、組織と人材のグローバル化の推進、さらには、将来のグローバル戦略実現に向けた大きな一歩につながるのでは、と見解を述べている。

 全体として前向きな回答が多いが、実際に働き始める前の学生の不安もみえる。働いてから得るものも多い。残りの学生生活を豊かにすることが、新生活での糧となるのではないだろうか。

《黄金崎 綾乃》

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