三菱マテリアルは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「使用済みモーターからの高性能レアアース磁石リサイクル技術開発」事業の助成事業テーマとして、同社が提案した「使用済み自動車からの希少金属回収技術開発」が採択されたことを発表した。
開発は、同社の資源・リサイクル事業本部、ホンダトレーディング、マーク・コーポレーションが協力。ホンダ製のハイブリッド自動車を中心に、駆動用モーターを取り出し、レアアース磁石を効率的に回収するための技術を実証していく。
ホンダトレーディングが自動車回収システムの実証協力を、マーク・コーポレーションが回収した部品などの前処理実施協力および実証設備の設置協力をする。
三菱マテリアルは、事業実施主体としてリサイクル技術開発、実証設備の設計製作および実証試験を担当し、使用済みハイブリッド自動車を回収するプロセス等を含めたリサイクルシステム全体の設計、実証を行っていく。
なお事業費は約3億円。そのうち2/3をNEDOが助成する。