【スズキ ワゴンR 試乗】見た目はあまり変わらないが、エコ度は大幅進化…青山尚暉

試乗記 国産車
ワゴンR 標準車
ワゴンR 標準車 全 25 枚 拡大写真

新型ワゴンRは低燃費、エコ性能に特化した新型だ。基本的なデザイン、パッケージは先代と大きく変わらず、しかしJC08モード燃費はNA車で最高28.8km/リットル。ターボでも26.8km/リットル。ハイトワゴンにして4WDを含む全車免税適合車なのだからすごい。

【画像全25枚】

クラス最高の低燃費を達成した秘訣(ひけつ)はまず最大70kgもの軽量化。そして減速エネルギーで発電、充電するエネチャージ、時速13キロ以下でストップする新アイドリングストップ、アイドリングストップ時にエアコンのコンプレッサーが止まっても一定時間涼しい風を送るエコクールなどの技術、さらにはメーターの照明色(青→緑)の変化によって自然にエコ運転ができるエコアシスト機能、専用エコスペシャルタイヤなどの採用があげられる(全グレード)。

お薦めはズバリ、エアロ仕様のスティングレーだ。大人っぽくなったカッコ良さもさることながら、標準車にない吸音材がふんだんに使われ、静粛性の高さがまるで違うのだ。

また、ターボエンジンは副変速機付きCVTとの相性がよりよく、微細なアクセルコントロールをしやすく一段と走りやすい。ターボモデルの乗り味は軽自動車とは思えないほど上質でもある。

比較的コンディションのいい路面での乗り心地、そして安定感の高さは標準車、スティングレーともに軽自動車それぞれのクラス最上級。エネチャージは減速時、頻繁に作動し、実燃費はNAモデルならHVに迫る数値が期待できそうだ。

ファーストカーとして選ぶなら動力性能に余裕あるスティングレーのターボを推す。セカンド/サードカーとして街乗りメインで使うならNAモデルで十分だろう。装備、機能を考慮すると実質、値下げと言える価格設定もうれしい。先代オーナーにとってはエクステリアの新鮮味のなさが悩みどころかもしれないが、中身のエコ度が大幅に進化している点に注目してほしい。

そうそう、ペットの乗降に関しては荷室開口高が680mmと高めのため、自身で乗り降りする中大型犬ならリヤドアからがベター。後席部分はサイドシルに段差がなく、幅1150×奥行き450mmもの広大なフロアスペースにくつろがせることができるし、後席背もたれ片側を倒し、荷室に歩いて行かせることもできたりする。

5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★
ペットフレンドリー度:★★

青山尚暉|モータージャーナリスト/ドックライフプロデューサー
自動車雑誌編集者を経て、フリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌をはじめ、一般誌、ウェブサイト等に執筆。ペット(犬)、海外旅行関連の書籍、ウェブサイト、ペットとドライブ関連のテレビ番組、イベントも手がける。現在、ドッグライフプロデューサーとしての活動も広げている。

《青山尚暉》

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