村田製作所は、福祉用具の総合メーカー、幸和製作所と電動歩行アシストカー「キーパス」を共同開発した。
村田製作所は、2005年に企業・技術PRロボットとして製作した「ムラタセイサク君」の止まっても倒れない技術を応用し、2011年に電動歩行アシストカーのコンセプトモデルを開発した。
今回同社は、国内シルバーカーシェア50%を占める幸和製作所とパートナーに迎え、電動歩行アシストカーを共同開発。アシスト制御システムに同社製MEMSジャイロセンサや傾斜センサ、およびそれらセンサを用いた倒立振子制御技術を組込み、駆動機構や制御機器の最適設計により小型化、また坂道での歩行サポート、旋回機能を大幅に向上させた。
開発品は、9月26日より東京ビッグサイトで開催される「第39回 国際福祉機器展」では幸和製作所ブースに、10月2日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN2012」では村田製作所ブースにて展示する予定。