アルパインは、アーティストのヴォーカルを自然に近い高音質で再生するDDリニアスピーカーの新製品「DDL-R170S(17cmセパレートタイプ)」を始めとした4モデルを10月上旬から発売する。
新製品は、安定した駆動力によりダイナミックレンジが広く、クリアな音質を実現するDDリニア磁気回路を採用した。
振動板は、1層目に伝搬速度の速いマイカなどを採用したレイヤード・ハイブリッド・ファイバー方式に加えて、新たにワニスに固いカーボン素材を配合したカーボンセラックコーティングを施すことで、振動板の表面が固く締まり、スピード感あふれる自然な音楽再生を実現する。2層目には、音のエネルギーの減衰が速く、共振による耳障りな音が出ない素材を採用した。
従来モデルでツィーターに装備されていたネットに代わって、ツィーターのボイスコイルからの放射効率をアップさせ、リスニング角度による音質劣化や音の抜けを向上させた専用リングイコライザーも採用した。内側と外側の音の干渉を減少させ、高音域の解像度やダイナミックレンジ、スピード感を向上した。
セパレートモデルのツィーターには、ダッシュボードでのスタイリッシュな設置を実現する新デザインを採用した。
価格は2万1000~2万9400円。
一方、スピーカー装着時に低音から高音まで締まりある音の再生を実現するハイブリッド・インナーバッフルボード4モデルも10月上旬から順次販売する。
高剛性アルミダイキャストがスピーカーを強固に固定し、音源に刻まれた楽器の音色もパワフルに再現する。
価格は5775~8400円。