シンガポールGPでブルーノ・セナが背中に軽い火傷を負った原因は、KERS関連のトラブルではなく、シート背面を通るワイヤハーネスのグロメットに隙間ができて、エンジン付近の熱が伝わったためだったという。
レース中にエンジニアが伝えた無線の中に、『脱出する際に地面と車体に同時に手が触れることがないように飛び降りろ』という内容もあったことから、一時はKERS漏電の異常が危惧されていたことがうかがわれる。
現在、セナの身体は万全で、日本GPに向けてファクトリーでシミュレーター作業を行っているということだ。